異種コミュニティ内での内省と対話から、新たな事業が生まれる
ソフトバンクではそうした取り組みが徐々に実を結びつつあるが、はたして新事業開発をスムーズに推進するには、どのような組織であるべきなのか。岩瀬氏は「たとえば、最近Slackで様々な組織のプロジェクトやチームに携わっている人が増えてきた。従来なら1つの組織で遂行していったが、オープンな環境で多様なチームが協力の下で進行していく。伝統的な企業でも社外の風を取り込むことで新しいイノベーションが生まれることが多い」と語る。つまり、社内外、年代層、国内外といった違う人たちをつないで、新しいものを生み出していくという仕事のスタイルが増えていく。必然的に従来のプロトコルとはまた異なるコミュニケーションやマネジメントが求められるというわけだ。