単なる機械翻訳ではないWOVNの多言語化ソリューション
WOVNは「Localize the Internet」をミッションに掲げ、既存のWebサイトを最大43言語・76のロケール(言語と地域の組み合わせ)に多言語化し、運用を最適化できるソリューションを提供している。すでに国内外18,000サイト、5,000,000ページ以上に対応している。
WOVNの主力製品である「WOVN.io」は、Webサイト多言語化を実現し、開発費用や人的コストを大幅にカットすることができる多言語化ソリューションである。
言語ごとの開発を行う必要はなく、自社で行った場合は開発期間が数ヶ月から数年かかるところを、数日から3ヶ月程度での開発を可能にする。ツール売りではなく法人サービスのSaaSビジネスとして提供し、専任チームがプロジェクト設計からマーケティング、仕組みまでを包括的にプロジェクトを推進していく。動的サイト多言語化の仕組みなど、多数の特許を取得しており、対応をすべて一つのプラットフォーム上で行えるようになるため、圧倒的に工程が削減できる。
また、WOVN.ioでは複数の翻訳方法を組み合わせることも可能である。クライアント企業が自社で用意した翻訳が部分的にある場合はそれを使い、それ以外の部分は瞬時で安価に機械翻訳やクラウドソーシングを利用した翻訳、専門性の高い部分は専門家による翻訳、クライアント企業のWebサイトの性質を理解した「WOVN翻訳」を組み合わせて、より正確で高品質な翻訳を求めるなどが可能である。
金融業界の場合、セキュリティに関しても厳重な対策が求められる。WOVNでは、翻訳情報だけでなく個人情報などの取り扱いに対し、柔軟に対応が可能である。まず、ページ、コンテンツ、クラスなど要素単位で翻訳除外設定をすることで、サイト上の個人情報や機密情報の取得を防ぐことができる。また、アカウントを管理することによって、WOVN管理画面や編集対象となるサイトコンテンツの権限を管理、制限することもできる。さらに、プライバシー保護の観点から、GDPR(一般データ保護規則)コンプライアンス対策に基づき、Cookie非取得設定をするなど、さまざまな対応が可能である。
新型コロナウイルスによりインバウンド需要が減少しても、外国人市場は今後ますます重要になってくる。多言語対応は、市場開拓の面でも、ユーザー体験向上の面でも、SDGsに対する貢献面でも重要である。現在各社がDXを進めているが、金融業界においてもDXの一環として多言語対応は進んでいる。ぜひこの機会に多言語対応を進めて多角化戦略を実現してほしいと松岡氏は述べ、講演を締めくくった。
Webサイト・アプリの多言語化に興味がある/課題を感じている方へ
Wovn Technologies は、Web サイト・アプリを最大43言語・76のロケール(言語と地域の組み合わせ)に多言語化し、海外戦略・在留外国人対応を成功に導く多言語化ソリューション「WOVN.io」および「WOVN.app」の開発・運営をしています。