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三菱総合研究所、地域課題解決型デジタル地域通貨サービスの提供を開始

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 三菱総合研究所(以下、MRI)は、2017年度より取り組むデジタル地域通貨・地域ポイントの社会実装の実績をもとに、地域課題解決型デジタル地域通貨サービス「Region RingTM」の提供を開始した。本サービスの提供を通じたデジタル地域通貨・地域ポイント等の実装により、地域の経済発展と社会課題解決に向けて積極的に取り組んでいくという。

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 MRIは、中期経営計画2023で掲げる「レジリエントで持続可能な社会」の実現を目指し、MaaSや、デジタル化された地域通貨・地域ポイント等の実装により、地域の経済発展と社会課題解決に向けて積極的に取り組んでいる。

 今後、全国の多様な地域に対し、経済的インセンティブの発行・管理を通じ、課題解決に資する個人のさまざまなアクションを創出する仕組みを提供すべく、「Region RingTM」のサービスの提供を開始する。

 今回提供開始する「Region RingTM」とは、地域をつなぎ、新しいアクションを創りだすMRIのデジタル地域通貨プラットフォーム。健康増進、観光活性化、デジタル行政の推進、働き方支援、SDGs活動支援等、地域に新しいアクションを創発し、これからの地域が向き合っていくさまざまな課題・テーマを、統合的に解決していくことを目指すという。

「Region RingTM」サービスの利用シーン

 全国の自治体、デベロッパー・インフラ事業者等地域に根差した民間企業が、「Region RingTM」を採用することにより、

  • 地域通貨の発行
  • 地域ポイント(SDGs、健康、環境、ボランティア等)の付与
  • 福祉サービス等の給付
  • デジタルチケットの発行

等の多様なサービスを取り扱うスマートフォンアプリサービスを利用することができる。一つのアプリで複数種の経済的価値を組み合わせて提供することも可能だという。

「Region RingTM」の特徴

  • スマートフォンアプリとQRコードによる価値の発行・管理
  • プラットフォームにはブロックチェーン技術を採用
  • 異なる経済的価値の交換・管理が可能なカラードコイン機能を実装
  • インセンティブの減価・消滅機能に関する特許技術を保有
  • デジタル地域通貨サービスの提供のみならず、持続的な運営を目指した導入もサポート

 今後は、阪急阪神ホールディングスとMRIが共同実施する沿線居住者向け都市型MaaSの実証実験(2021年4月開始)に、「Region RingTM」の一機能「ポイントによるインセンティブ付与機能(地域ポイント機能)」を提供する。

 また、地域活性化・課題解決に資する個人のさまざまな行動変容をさらに促進させるため、地域通貨・ポイント等の経済的価値の発行だけでなく、ナッジメッセージ活用やアクションの見える化等、行動変容の仕組みの強化・実装に取り組むという。

 将来的には、多様な地域に「Region RingTM」を導入していき、幅広い分野での行動変容促進を目指す。MRIは、これらを通じて持続可能性の確保と一人一人のウェルビーイングの同時実現に貢献するとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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