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J-オイルミルズに聞く、コミュニケーションブランド「JOYL」の策定と浸透

第7回 ゲスト:J-オイルミルズ 油脂事業部/コーポレートコミュニケーション部

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コミュニケーションブランド「JOYL」に込められた想い

後藤照典氏(Ideal Leaders株式会社 COO、以下敬称略):株式会社J-オイルミルズは、2021年4月の新企業理念体系(ビジョン・ミッション・バリュー/パーパス)発表と同時に、コミュニケーションブランド「JOYL(ジェイオイル)」を発表されています。企業理念体系をホームページに掲載するだけに留まっている企業が多い中、このような取り組みが始まっているのは、理念が生きている証拠だと感じます。まずはJOYLに込められた想いについて教えてください。

白井謙氏(株式会社J-オイルミルズ 油脂事業部、以降敬称略):「JOYL」は社内外に向けてコミュニケーションをする際に主語となる愛称であり、事業活動を通じて生まれた価値を蓄積していく受け皿として位置付けています。

 企業理念で、私たちは目指すべき未来=ビジョンを「Joy for Life-食で未来によろこびを-」と置きましたが、コミュニケーションブランド「JOYL」には、お客様や私たち自身も含めた一人ひとりのJoyと、地球環境のJoyをどちらもかなえていくという想いを込めています。また、私たちの事業で主に取り扱う「あぶら」を原点に、自然の可能性を引き出しJoyをかなえていくという想いも「JOYL」という表記に込めています。

春野敦子氏(株式会社J-オイルミルズ コーポレートコミュニケーション部 CSRグループ、以降敬称略):オリーブオイルなど家庭用油脂商品はAJINOMOTOブランド、マーガリンはラーマブランドと、商品ブランドは認知いただいている一方、「J-オイルミルズ」という社名の認知度が低いことが全社の課題としてあったことが、コミュニケーションブランドの策定につながっています。コミュニケーションブランド「JOYL」は新しい企業理念だけでなく、以前のロゴマークに込めた想いも継承しています。“J”は日本を代表したいという想いや、様々なステークホルダーとの絆を示すJoinの“J”、飛躍したいという想いを込めてJumpの“J”という意味が込められていたのですが、今回のコミュニケーションブランドでは、企業理念体系で打ち出したJoy for Lifeの“J”も含めて4つの想いが込められていることになります。

白井:ロゴマークの色にも新企業理念体系が反映されています。以前のロゴは油の熱源としてのイメージから赤系のものでしたが、新企業理念体系で自然の恵みや環境の負荷抑制を重視していることが示されるとともに、元々植物油は自然由来のものだということもあって緑を基調にしたものに変えました。

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この記事の著者

フェリックス清香(フェリックスサヤカ)

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