取締役会がリードする、自社の存在意義とメガトレンドの掛け算
日置:グローバル化、その中でも“グローカル”を推進していく中で、どのようなマネジメントを目指しましたか。
谷村:当社のグループマネジメントの特徴は、GHQ(Global Headquarters)がすべてをコントロールし統制するのではなく、GHQとRHQ(Regional Headquarters)のオープンで実質的な対話や会話に基づくリレーションシップだと思っています。そのリレーションシップを実効的なガバナンスにしていくうえで最重要と考えているのが、ガバナンスの起点である取締役会の「実効性の向上」です。具体的には、取締役会が意思決定すべきこと、取締役会が監督すべきもの、これらが最適な形になることで実効性が向上するのだと考えています。