硬直化しないためにも全員がプレイヤーであることにこだわる
畠山:話を伺っていると、阿久津さんは突出した個の力で新規事業を軌道に乗せたように感じました。ただ、それはどこまでいっても「個の力」でしかないと思います。
ここ数年のJR東日本では、スタートアップとの協業が進み、新規事業も増えていますよね。スタートアップ側から見ても「新規事業といえばJR東日本」という印象が強くなってきたと思います。以前、Suicaの事業を進めた椎橋章夫さんにも話を聞いたことがあるのですが、椎橋さんや阿久津さんのような人材が出るのは、それは、JR東日本にそのような風土があるからなのかなと思ったのですが、いかがでしょうか。