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Biz/Zineセミナーレポート

マザーハウス山崎大祐氏が語る、「ブランド」を創る組織デザインの哲学

講演者 山﨑 大祐 氏 IDイノベーション連続セミナー:第1回

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安西氏が提唱するローカリゼーションマップ

安西洋之▲ 安西 洋之 氏(モバイルクルーズ株式会社代表取締役)

 まず始めに、安西氏が提唱する「ローカリゼーションマップ」についての説明がなされた。ローカリゼーションマップとは、言葉、法規制、形や色、ロジックなどを、その市場に適応させることを指す。そこには三つの目的があるという。

 一つ目は、自社の製品のローカリゼーションをどうアプローチするか。新しい市場への参入時から、ローカライズすること前提ではなく、するか、しないか、の判断基準をもつことが大切だという。

 二つ目は、ローカリゼーションされたものを観察することで、その市場のロジックを知ること。すでに流通しているローカライズされたものから文化解読を行なうことで、ユーザーを知ることができる。

 三つ目は、ローカライズからその市場のコンテキストを理解することで、長期的なイノベーションを促進することができる点。その市場の価値観がどの方向に進むのか、ローカリゼーションから長期的イノベーションを見据えるためにも、市場文化を読み込むことが重視されるという。

 製品のブランドや価値は、イノベーションを起こし続けることによってブランドが構築される。コストを超えた付加価値があり、その先にブランドがあるという。そうした時に、マザーハウスは設立して8年のメーカーながら、確固としたブランドが確立されつつあると安西氏は指摘する。その理由とブランド構築に至る過程や組織について話がなされた。

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