第2回:創造力養成ドリル(問題と思考のヒント編)
最後に、簡単なケース問題を出題したい。ここまでの議論を踏まえて、ぜひ考えてみてほしい。
問題:あなたは今、スマートシティ事業部のモビリティ担当責任者である。新たなスマートシティ構想の中で次世代のモビリティのコンセプトを提案したいと考えている。モビリティに関するトレードオフのニーズに着目した上で、新しいモビリティのコンセプトを考案せよ。
※スマートシティの規模は、一つの市程度の大きさと仮定
思考のヒント
- 普段あなた自身や人々が市程度の大きさの街を移動しようとするときには、どんなニーズがあるだろうか
- 上記で考えたニーズのうち、トレードオフ関係のニーズはないだろうか
- トレードオフのニーズがすぐに見つからなければ、今回解説をした「トレードオフの課題やニーズの見つけ方」を使って強制的にトレードオフのニーズを出してみよう
- 見つけたトレードオフのニーズを統合した上で、それを解決するサービスのコンセプトを考えてみよう
次のページでは解説を行うので、まずは自身で何度か考えてみてほしい。