テクノロジー起点
よくあるパターン
主要メンバーは技術開発系の部門で、事業部から分離しているため顧客や事業の数字などからは遠い場所にあり、事業開発には苦手意識があります。活用したい技術があり、その技術をどう使うか、生産コストの下げ方なども検討できていますが、現状の機能では市場が限定的で、せっかくの技術が宝の持ち腐れになってしまうと感じています。
ここで壁となっているのは、技術(仕組み〈起点〉)から顧客・課題(b)へのステップです。しかし、技術から一息で考えるのではなく、技術を機能に分解し、機能ごとにどんな価値を持っているか(どんな課題を解決できるか)をリストアップします(起点 ⇒ a)。そして、その価値を最も重要だと感じる顧客は誰かを考えていきます(a ⇒ b)。この「機能を価値に抽象化する」というステップにより、当初には思ってもみなかった顧客や課題にたどり着けるでしょう。