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NTTデータとJSOL、常陽銀行で「資金需要予測AIモデル」の効果検証を開始 顧客への価値提供を強化

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 NTTデータとJSOLは2022年4月より、常陽銀行の法人営業における実業務において、口座入出金データを活用した「資金需要予測AIモデル」の効果検証を開始した。

 資金需要予測AIモデルは、常陽銀行の法人取引先における入出金データを学習し、過去の取引推移パターンから将来の資金需要を予測。AIを活用することで、従来の経験に基づく人の判断では気が付かない変化の検知が可能になるという。

 同AIモデルの活用により、迅速な取引先企業の取引状況検知を可能とし、常陽銀行における取引先企業への先回りしたアプローチや、データ分析結果に基づく提案品質向上を目指すという。

 また、今回の取り組みを通じて、以下の狙いに対する有効性を検証していくと述べている。

  • タイムリーな融資提案:取引先の資金需要に対して先回りしたアプローチ
  • 融資提案の質向上:データ分析結果に基づく取引先との会話品質向上
  • 新規顧客への融資提案:純預金先などへの提案機会の創出

 効果検証の概要は以下のとおり。

  • 目的:常陽銀行の法人取引先への営業活動において資金需要予測AIモデルを活用し、実業務での有効性検証を実施
  • 期間:2022年4月~2022年8月
  • 内容
    ○ 同AIモデルが出力した予測結果一覧の還元/営業提案活動への活用
    ○ 予測と実際の融資結果の比較による定量効果検証
    ○ 営業担当者へのアンケートによる定性効果(顧客応対・品質向上など)の調査/確認

 今後NTTデータとJSOLは、今回の効果検証の結果を踏まえながら、同AIモデルの改善・精度向上を図るとともに、常陽銀行におけるデータに基づく営業活動の定着と、業務高度化の拡大に向けた支援を継続していくという。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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