企業・業界横断的な連携で日本の物流をシームレス化する
経営アジェンダとしてのシェアリングや標準化の重要性は広まってきているものの、業務改革に追われる現場の苦労は無視できない。単に標準化のための設備やソリューションを導入するだけでは、現場への定着化は難しいだろう。加えてシェアリングや標準化は、取引先など他の企業と共に進めていく変革だ。簡単ではない。
JPRのような支援する立場にある企業が、導入企業やその関係会社たちに寄り添って標準化を進めていくのはもちろん、企業内・企業同士でのコミュニケーションは非常に重要だという。「それぞれの部署や企業が異なる立場や課題を持っているため、標準化を進めるには時間がかかることも多い」と那須氏は語る。