「顧客情報の活用」をビジネスサイドと接客現場に落とし込む
──IT戦略・DX戦略担当の執行役員としてこれらの取り組みを牽引されていますが、推進にあたり社内での課題はあったのでしょうか。
則末:「データを使ったマーケティング」をわかりやすく事業部門に伝えることに苦心しました。一人ひとり時間をかけて説明すると皆さん理解できるのですが、全体に伝えようとすると、「書籍に書いてあるようなことを実践して、ほんとうにうちでうまくいくのか」という声が上がってきます。私たちが集めているデータをどのように活用すると、どのようにお客様の利便性が高まるのか、そして会社の業績がどれほどよくなるのかを、いかにビジネスサイドに理解してもらうかが大きなポイントでした。