国内外のTNFD開示動向 「LEAPアプローチ」と「SBTN」とは
このTNFDは、全体としてTCFDのフレームワークと似ており、4つの柱(ガバナンス、戦略、リスク管理、指標と目標)において企業に開示を要求しています。
現状、TNFDの最終版はまだリリースされていません。しかし、すでにTCFDがプライム市場において実質的に開示義務要件となっていることを踏まえると、今後TNFDも企業に大きな影響を与えることが考えられます。特に、自然との関連が明らかな企業セクターでは対応の必要性を敏感に感じ取っており、日本企業でも、食品、飲料、不動産、自動車、商社といったセクターの企業がすでに動き出しています。