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大手企業のDX内製化に向けてSTANDARDが取り組む人材育成プログラムとは?

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「ヒト起点のデジタル変革」の内製化を目指した人材育成

──支援先企業がDXで自走できるような支援ということですが、御社は人材育成に力を入れた支援方法をしているそうですね。支援の一連の流れを教えてください。

吉原:即戦力DX人材を育成するeラーニング「DXリテラシー講座」、DXリテラシー講座を通して出てきたアイデアを具現化する「DX戦略コンサルティング」、DX内製化を目指して伴走支援する「技術開発」が基本の3つの支援内容です。まずはDX人材育成として全社一斉でDXリテラシー講座を受講していただきます。具体的なカリキュラムとしては、

  1. DXとは何なのか、なぜ必要なのかといった基本的なことを学び、自分ごと化をしていただく
  2. 事例のシャワーと呼んでいますが、DX事例を50個近く用意して、それを浴びるように学んでいただくことで、DXによる課題解決イメージを持ち、関心を高める
  3. 実践パートとして、課題をどうやって見つけるか、どう解決すればいいか、投資対効果をどう考えればいいか、プロジェクトの進め方はどうするかを学び、自身の現場の課題から、DXのアイデアを出していただく
  4. DX推進に関して、各組織、各役割、各組織がどういった役割を持てばいいのかという、少し視座をあげた組織論を学んでいただくことで、組織横断の動きを促進する

といった内容になっています。共通言語を持つために、一般社員からマネジメント層・経営層まで、この最初の基礎教育は同じものを受けていただいています。

 DXリテラシー講座の次は、DX戦略コンサルティングかDX施策立案ワークショップを選択していただきます。DX施策立案ワークショップはDXリテラシー講座で出てきたアイデアを企画書に落とし込み、具現化していく集合研修です。弊社コンサルタントがファシリテーターとして入り、思考のストレッチ、ブレストの収束の手伝い、技術的な知見を提供しています。元々弊社はDXの内製化をゴールとしておりますので、ワークショップを選択される企業さんが多いですが、お客様側のリソースがない場合、DXリテラシー講座で出てきたアイデアの検証・具現化は、我々の戦略コンサルティングの中で行います。いずれにしても、その後、弊社が技術開発を支援するところまで、一気通貫でご支援させていただいています。

──ワークショップへの参加者はどのような方々なのでしょうか。

吉原:以前はDX推進本部自体がDXプロジェクトを立ち上げる役割を担っていましたが、今はDX推進本部の役割が変わってきていて、全社のリテラシー向上、旗振り役、アドバイス役になってきています。そのため、DX推進部など推進役だけが参加することは減っていますね。情報処理推進機構(IPA)の定義でいう「ビジネスプロデューサー」を育てるようなものなので、ビジネスサイドの方々に参加いただくケースが多いです。各事業部から次世代リーダークラスがアサインされている印象です。

株式会社STANDARD 執行役員 セールス&マーケティング本部長 吉原弘峰氏
株式会社STANDARD 執行役員 CMO 吉原弘峰氏

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eラーニングとワークショップによるDXの自走化事例

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この記事の著者

フェリックス清香(フェリックスサヤカ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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