日本IBMは、IBM Security製品を含む複数のセキュリティ・ソリューションを連携させた最新のセキュリティ管理と対策アプローチを体感できるショーケース・センター「Cyber Fusion & Innovation Studio(通称:CyFIS、サイフィス)」を、日本IBM本社内に開設したと発表した。
CyFISは、ユーザーのセキュリティ対策の高度化に向け、IBMが提供するテクノロジーのほか、複数のサード・パーティー製セキュリティ・ソリューションを、マルチクラウド環境でオープンなテクノロジー・プラットフォームとして融合し、統合型ソリューションとして体感できることを目的にしているという。
ユーザーは、個別ソリューションの機能比較や実現性を検証できるほか、自社の属する業界や目的・課題ごとに策定されている想定シナリオをベースに、セキュリティ課題の解決策となる共創型ソリューションを、デモを通じて実際に体感できる。
デモ用の想定シナリオには、クラウド環境の保護、情報漏えい対策、マルウェア/ランサムウェア対策、運用の負荷軽減、リスクの可視化など、企業が直面するITセキュリティ課題のほか、OT(オペレーショナル・テクノロジー)セキュリティ課題までを網羅。また、課題が明確なユーザーには、その課題解決に即してカスタマイズしたオーダーメイド型のデモも用意するという。
加えて、ユーザーのIT環境を想定して構築したセキュリティ・インフラ上でのサイバー攻撃体験など、実態に即したシミュレーションにも対応するとしている。
CyFISでは今後もデモ内容を順次追加・更新し、ユーザーが自社ビジネスに必要なセキュリティ・ソリューションを把握し、理解を深め、セキュリティー対策の高度化を実現できるよう支援すると述べている。