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Zero to IPO 

創業者ではなくチームにビジョンが宿り、スタートアップは進化する──起業家の“幸せな権限委譲”とは?

『Zero to IPO』出版記念鼎談 Vol. 3(後編):南章行×端羽英子×志水雄一郎

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新しいCxOを迎えるときには、現在のチームの納得感を大事にする

志水雄一郎
フォースタートアップス株式会社 代表取締役社長 志水雄一郎氏

志水:私の立場から聞いてみたいのですが、チーム、つまり取締役やCxOに誰をアサインするかまでの経緯にはどんな思考があるのでしょうか。

端羽:何よりまず、現在のチームを大切にしたいので、新しいメンバーの配置に現メンバーが納得できるかをしっかり考えます。納得してもらえるという仮説が少なくとも必要ですね。私は前職までは平社員だったので、上に急に人が入ってくることへのいらだちが分かります。だからこそ、納得できる人しか連れてきてはいけないと思っています。ですから、まず私が心から優秀だと思えるかどうか、もしそう思えるなら、その優秀さを信じることが重要です。そして、その人がワークできる環境を作るまでが自分の仕事なので、何かが上手くいってなさそうだったら上手くいくまで試行錯誤を続けます。自慢なのは、ビザスクでは執行役員やCxOクラスを含めても、1年など短期で辞めた人は1人もいません。みんなある程度の期間、きちんと働いてくれています。

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雨宮 進(アメミヤ ススム)

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