4象限マトリクスと「パーパス進化モデル」で見るアート思考
最後になりますが、アート思考で個人の「才能(=オリジン)」を深掘りすることで、連鎖的に進化価値の創出が発生していく過程を、4象限を用いて少しだけ解説していきます。
上図より、今回は第2象限に注目していきます。アート思考が改革を起こしたい領域は、会社の一般的な業務の中の、「重要度が高く緊急度が低い」範囲で、新しい価値を創出したり、価値を再発見したりするためのプログラムです。緊急度が低いため優先されにくい領域ではありますが、先行きが見えないVUCAの時代において、個人や企業が柔軟性を持って、創造性を発揮しながら生きていくためには、要となってくるポイントです。定量的な効果が出にくく、今すぐ目に見えるものではないですが、長期的な目線で見たときには輝く個人や会社が溢れる社会を創っていくことができます。