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日立が「CIPO」主導で挑むグローバル知財活動と、知財部門が目指すべき「公邸料理人」のような存在とは

「PatentSight Summit2023」レポート

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経営層や他部門へのアンテナを張る「気配りの思考」

 公邸料理人になるために、どのような取り組みが実施されているのか。その一つが、定例会議の活用だ。事業部門のトップを顧客に見立て、最近の状況や関心事など情報収集を行い、知財部門から情報を提供すべきタイミングを見極めて、どんな料理なら喜んでもらえるかを考えるのだという。

 たとえば、経営層や事業部門が新規事業を検討中で、CPS(サイバーフィジカルシステム)をキーとして「攻める市場」を決めかねていることが定例会議のテーマだとしたら、ホワイトスペースや領域ごとの機会・リスクなどを示し、分析・説明に使う材料やツールを考えながら、定例会議での料理の出し方を考える。

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伊藤 真美(イトウ マミ)

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