NTT ドコモ(以下、ドコモ)、ビデオリサーチ、LIVE BOARD、電通、博報堂DYメディアパートナーズは、テレビ×ウェブ×デジタル屋外広告(Digital Out of Home:以下、DOOH)のトリプルメディアにおける広告効果を可視化することを目的に、どのメディアでどの広告を見た人が、どのような意識変化や行動変容を起こしているかを把握する実証実験を、2023年9月15日から2024年3月29日の期間で実施する。
同実証実験では、関東の特定エリアを対象とし、ビデオリサーチグループが保有するテレビ・ウェブへのメディア接触データと生活者意識データおよびLIVE BOARDが広告配信ログを利用して加工したデータなどを、広告IDをキーとしてデータ連携する。テレビ、ウェブ、DOOHそれぞれのメディアへの接触頻度で生活者のグルーピングを行い、それぞれのグループにおける生活者のプロファイリングを実施。アンケート調査により、DOOH接触が意識変化や行動変容などにどのように寄与したかを深掘りするという。
その結果を踏まえ、電通、博報堂DYメディアパートナーズが携わる実際のキャンペーン広告をテレビ×ウェブ×DOOHのトリプルメディアで表示し、DOOHへの接触が実際にどれだけの広告効果を示したのかを各社のキャンペーンごとに検証。電通および博報堂DYメディアパートナーズがこれまで行ってきたキャンペーンの実施事例、LIVEBOARDのDOOHに特化した分析技術に、ビデオリサーチの分析ノウハウをかけ合わせ、ドコモのAI分析エンジンなどを活用することで、新たな広告価値を見出すとしている。
5社は今後も、生活者のリアルな行動分析や同トリプルメディアにおけるDOOHの新たな価値化など、メディアプランニングや広告配信を見据えたデータ整備を進めるという。