大日本印刷(以下、DNP)は、電子商取引(EC)サイトを実施するブランドの育成と売上拡大などの販売支援を行うACROVEと資本業務提携を行った。
両社は、互いが持つ技術やノウハウ、サービスや機能を組み合わせ、企業が自社のECサイトやモール型ECで直接生活者に商品・サービスを販売するD2C事業の立ち上げや成長を支援するサービスの拡充、新サービスの開発を推進。また、各種ECサイトの運営などに関するBPOサービスなども展開していくという。主な取り組み内容は以下のとおり。
- D2C事業向けEC支援サービスの強化と新サービスの開発:両社のサービスを互いに販売する体制を整え、D2C事業に取り組む企業などへのEC支援サービスを強化。また、企業などのニーズに合わせた新しいサービスの開発も行う
- 自社EC運営事業における協業:効果的なEC運営のノウハウ・知見を活かして、ECブランドのロールアップ事業などに取り組む
- 企業におけるEC事業の成長段階に合わせた支援体制を構築:両社は連携を深めることで、企業などがEC事業の成長段階に応じて抱える課題に対して、柔軟に解決していく体制を構築。DNPは、ACROVEとの連携により、専門人材の育成やサービス提供体制の強化を図る
DNPは今後、ACROVEとの連携によって、モール型ECの運営・強化を目指す顧客に対して、サイトの立ち上げや運用のアウトソーシングの支援を開始。EC支援サービスや関連サービスも含めて2025年度までに累計12億円の売上を目指すとしている。