関西電力、西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)、日本貨物鉄道(以下、JR貨物)、日本電信電話(以下、NTT)、NTTアノードエナジー、パナソニックの6社は、兵庫県姫路エリアでのインフラを活用した国内水素輸送・利活用などに関する協業の基本合意に至った。
同合意に基づき、6社は2030年代を目途に安価で効率的な水素サプライチェーンの確立を目指し、姫路エリアを起点とした水素輸送と利活用方法に関する調査、検討を行うという。各社の役割については、以下のとおり。
- 関西電力:液化水素の安定調達や水素受入拠点、水素利活用先の検討など
- JR西日本:線路敷パイプラインおよび水素利活用の検討など
- JR貨物:鉄道による全国への水素輸送の検討など
- NTT、NTTアノードエナジー:通信管路を活用した水素パイプラインの構築検討など
- パナソニック:水素を使った自社製燃料電池の活用の検討など
6社は今後、各分野での経験・知見を結集し、水素サプライチェーンの確立とゼロカーボン社会の実現に向けて取り組んでいくとしている。