りそなホールディングスとデジタルガレージ(以下、DG)は、2022年11月より両社が行っている資本業務提携を強化することに合意した。決済・金融領域における提携強化、および次世代Fintech事業・スタートアップ投資を通じたオープンイノベーションの共同推進に取り組むという。
同提携強化を通じて、両社の強みを融合させ、また両社が持ち合わせていないスタートアップのビジネスモデルを取り込むことで、多様な産業・顧客の困りごとに応えるプラットフォームビジネスを共同で開発・推進。りそなホールディングスは、「キャッシュレス・DXビジネス」を強化し、マーケットシェアの拡大、ならびにキャッシュレス社会の実現に向けた取り組みを加速させるとしている。取り組みの概要は以下のとおり。
決済・金融領域における提携強化
りそなグループは、DGグループの有する決済ソリューションを提供できるよう、りそな決済サービスのサービスラインナップを拡充するとともに、DGと共同で営業体制を強化。また、りそなグループの持つ金融領域のソリューションを、DGグループの決済プラットフォームを通じて提供することで、りそなグループと取引のない顧客の成長支援も実現するという。
次世代Fintech事業・スタートアップ投資を通じたオープンイノベーションの共同推進
りそなグループとDGグループは、決済・金融領域の知見やノウハウ、データなどを集約し、双方の強みを活かした決済・金融領域における新規事業の創出を加速。DGグループが有するスタートアップエコシステムを活用し、国内外のスタートアップの技術・ノウハウを取り込むことで、各業界のビジネスプロセスに根ざした組込型金融、データやAIを活用した信用供与など、様々な業界・顧客に新たなソリューションを提供するとしている。