日本のユースケースや量子スタートアップの動き
──日本のユースケースやスタートアップの動きはいかがでしょうか。
寺部:日本でもユースケース創出は世界に見劣りしない水準で進んでいます。日本の量子技術スタートアップも約6年前から立ち上がり始めており、時期として海外に後れをとっているわけではありません。しかし、資金調達の面では大きな差があります。海外では数百億円規模の調達が行われる一方、日本では多くとも10億円程度です。スタートアップ全体でも調達額には差がありますが、量子分野でもその影響が見られます。