事業横断における「上流の活動」を担う人材を養成するには
藤井:先ほどの事業部に派遣する専任担当者の職能やミッションが次第に拡張していったというお話しは、すごく示唆的だと思います。それは、おそらく事業横断の活動のフェーズが進展するほど、そのリード役である横串の組織に求められるケイパビリティが変わっていくということではないでしょうか。その点について、水上さんは現在のDIPの状況に照らしてどのようにお考えですか。
水上:おっしゃる通りだと思います。DIPに関していえば、より上流に近い戦略や事業開発への理解が深い人材が求められるようになってきました。従来、DIPのメンバーは、個別の顧客接点を繋いでサービスを部分的に強化するといった取り組みを中心に行ってきました。そして、それは着実に成果を上げています。