小野塚氏が挙げる2025年の注目トピック
真畑:物流やサプライチェーンに関する、2025年のホットトピックは何だと思われますか。
小野塚:国際輸送では、海上輸送で潮目が変わると見ています。紅海やパナマ運河の問題があり、グローバルサプライチェーンの混乱が続いた結果、海上輸送の運賃は高騰しました。しかし2025年は、かつてないほどコンテナ船の船腹量が増えると想定されています。つまり、運賃が一気に下がる可能性がある。海運会社はいかに収益を確保するか、これまで以上に対策が求められるでしょうし、もしかすると業界内での企業再編、グループ化が進んでいくかもしれません。