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日本IR協議会、「IR優良企業賞2025」受賞企業13社を発表

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 日本IR協議会は2025年11月13日、「IR優良企業賞2025」の受賞企業13社を発表した。本賞は、株式公開企業を対象にIR活動の充実や対話力など優れた成果を評価し、表彰するもので、今年で30回目となる。

 審査は会員企業371社が応募し、3段階で実施された。1次審査で提出された調査票を基に、2次審査では証券アナリストや機関投資家など12名の専門委員が審査、最終審査には学識経験者や弁護士も加わった。大賞2社、優良企業賞6社、特別賞3社、奨励賞2社が選ばれた。

 2025年の受賞企業は以下の通り(50音順、カッコ内は主な受賞歴):
- アシックス(2024年・2023年優良企業賞)
- 荏原製作所(2023年・2022年優良企業賞)
- 旭化成(2008年・2004年優良企業賞)
- TIS(初受賞)
- TDK(2005年優良企業賞)
- 日産化学(2024年特別賞)
- みずほフィナンシャルグループ(2015年特別賞)
- 三井物産(2021年大賞、他多数)
- コマツ(2017年・2010年大賞、他多数)
- 中外製薬(2023年・2020年優良企業賞)
- 良品計画(初受賞)
- イトーキ(初受賞)
- Sansan(初受賞)

 選定では、経営戦略の透明性や非財務領域の取り組み、グループ全体の説明力強化、企業価値と社会価値の双方の向上、個人および海外投資家への対応、リスクの早期認識と開示力といった観点が重視された。特に今年は、変化の激しい経営環境における情報開示と適切な対話、サステナビリティや人的資本への投資、個人投資家向けの情報発信などが評価ポイントとなった。

 各企業の具体的な取り組みとしては、経営トップによる積極的な情報発信、IR部門の体制や人材育成強化、統合報告書・決算説明会などでの充実した内容提供、新規株主層へのアプローチなどが挙げられる。受賞企業には以下のような共通点がみられる。経営トップ自ら資本コストや株価を意識した説明を行い、IR部門が投資家の声を反映した資料作成やイベント企画を進めていること、またグループ横断的な対話や非財務資本の説明にも積極的である点である。

 北川哲雄審査委員長は、「今年度の受賞企業はいずれもIR活動のレベルが非常に高く、環境変化に柔軟に対応している。投資家とのタイムリーな対話や、個人投資家向け活動の強化も進めている」と総括した。

 なお、各賞の受賞理由や活動の詳細は日本IR協議会ウェブサイトで公開されている。

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