リンクアンドモチベーションは2026年5月27日、JR西日本グループ63社に対し、「モチベーションクラウド エンゲージメント」の導入を開始したと発表した。これにより、グループ全体で約57,000名を対象とした大規模な組織診断が実施され、人的資本経営の強化とエンゲージメント向上が図られる。

JR西日本では、事業方針として「人、まち、社会のつながりを進化させ、心を動かす。未来を動かす」ことを掲げ、「モビリティ」「生活サービス」「インフラソリューション」の3分野に注力している。安全・安心の追求を根幹としつつも、新たな発想や技術の導入、多様な人材の活躍推進に力を入れてきた。
今回のシステム導入の背景には、多様な人材ポートフォリオの実現と活躍による変革の推進という目標がある。新たな中期経営計画をスタートするにあたり、JR西日本は従業員一人ひとりの自律的な行動を促進し、グループ全体の組織改善を目指している。その実現手段として、リンクアンドモチベーションが持つ独自の設問によるサーベイと、共創・挑戦という人材像を意識したアウトプット計測が可能な「モチベーションクラウド エンゲージメント」を採用した。
このクラウドサービスは、延べ13,930社・約629万人(2025年12月末時点)のデータベースを活用し、組織状態の可視化や課題ごとのアクションプラン策定を支援するもの。今回の導入により、JR西日本グループ各主体による自律的な組織改善や、全社・各事業部での施策推進、データを活用した人的資本経営の実現が期待されている。
リンクアンドモチベーションは、今後もJR西日本と連携して、グループ全体のエンゲージメント向上や共創・挑戦する人材の創出、安全性の向上、変革の推進に貢献する方針だ。グループ内の組織改善や人材育成、経営企画部門の変革推進担当者にとっても、今回の導入事例は、広域大組織における人的資本経営支援の先行的な取り組みとして注目される。
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