D-KPIの「提案力・情報提供」が翌年のROE向上に直結する
これまで多くの国内研究は、「デザイン投資が経常利益(短期的な売上や利益)にどう貢献するか」という短期フローの視点で分析を行い、因果関係の証明に苦戦してきた。デザインが世に出て市場で結実するまでにはタイムラグがあるためだ。
そこで鷲田氏は、2023年から2024年にかけて大きな発想の転換を行った。デザイン投資を単なる経常利益を生むための投入と考えるのをやめ、株価時価総額やPBR、自己資本といった「企業資産との関係」として捉え直したのである。
