2026年6月17日、成長産業支援を行うフォースタートアップスは三井住友銀行との共同主催で、「M&A for Startups Conference 2026」を2026年9月4日に麻布台ヒルズ 森JPタワー31階で開催すると発表した。本イベントは、スタートアップを対象とするM&A(合併・買収)市場の活性化と、譲渡企業および譲受企業の持続的な成長を支援することを目的としている。

近年、日本では起業環境の整備が進む一方、IPO(新規株式公開)が依然として主なEXIT手段となっており、欧米諸国と比較してM&Aの活用が遅れている。経済産業省の「スタートアップM&Aガイダンス」でも、M&Aは企業の非連続な成長を実現する重要な経営戦略として位置付けられている。大企業や中堅企業にとっては新規事業創出や既存事業の高度化、生産性向上、経営の多角化の手段となり、スタートアップには社会的信用や新たな顧客基盤の獲得につながる。
しかし、現場では「バリュエーションの妥当性」「のれん・減損リスク」「組織統合(PMI)の難しさ」などの実務的かつ心理的なハードルが多く、M&Aの普及を妨げてきた。今回のカンファレンスでは、こうした課題に対して、スタートアップ、譲受企業、投資家、金融機関、政策当局など多様なステークホルダーが集い、具体的な解決策や実践例を通じて議論を深める。
プログラムは、13時から19時まで全6セッションで構成される。オープニングとしてM&Aによる新・成長方程式について議論し、続くセッションではスタートアップがM&Aを選択する理由、譲受企業の生存戦略、減価償却と未来価値の評価の違い、組織文化の統合施策、VCによる成功条件やエコシステム進化など多角的なテーマを扱う。19時からはネットワーキング・パーティーも予定されており、実際のディール加速も狙う。
登壇者には、議員や大手企業経営者、ベンチャーキャピタリスト、法律専門家など日本のイノベーション・エコシステムを担う多様なトップリーダーが名を連ねる。今後も登壇者やセッション詳細については特設サイトで随時発表予定。
フォースタートアップスは、成長産業支援プラットフォームの構築を目指し、人材支援、資金支援、出口支援などを提供している。三井住友銀行は国内外の事業者向け金融サービスを手がけてきた。
本カンファレンスが、今後日本のスタートアップM&Aのあり方やイノベーション推進について経営企画部門をはじめとする関係者間での知見共有や具体的なアクションにつながることが期待される。参加費は無料で、成長戦略としてのM&Aに関心のある企業担当者や経営者らが対象となる。申込や詳細は特設サイトから確認できる。
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