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変革の羅針盤:WiLが探る日本企業の未来

VC出資で「戦略的リターン」は得られるか? 事業会社が投資を無駄にしないための“3つの問い”

第3回

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本気で向き合ってくれるファンドに出資しているか?

 VCから得られるインサイトやアクセスの質は、ファンド運用者(GP:ジェネラル・パートナー)が自社にどれだけの時間を割いてくれるかに大きく影響されます。そしてそれは、そのファンドに対して他にどのような投資家が参画しているか、あるいはGPにとって自社が「どれだけ重要な存在だと思ってもらえるか」によって決まります。

 まずは出資者(LP)の構成から見ていきましょう。米国では、著名なVCファンドの資金の大半は事業会社ではなく、年金基金や大学基金といった機関投資家から拠出されています。彼らは純粋な財務リターンを志向し、2〜3年という短いスパンでの資金調達サイクルにも難なくコミットできます。一方、事業会社がこうした動きについていくのは困難です。機関投資家を中心とするファンドは財務リターンの最大化を目的とするため、戦略的リターンを追求する少数の事業会社に対して、手厚い協業支援などの非財務的なサポートを提供することは難しくなります。

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この記事の著者

Milana Kuzmanovic(ミラナ・クズマノヴィッチ)

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