“資本主義後”への移行期はハイブリッド型―社会システムを選択できる時代へ
佐宗:
今までのお話から、メタップスという会社の事業を眺めると、「metaps」のようなアプリ診断やオンライン決済の「SPIKE」など、事業ドメインに幅がありますが、これは佐藤さんがAI分野に興味を持って考えた仮説を、横展開をしているように見えてきますね。
佐藤:
少なくとも私はそう思っていますね(笑)。人間って最終的にはお金からも労働からも解放されて、好きなことをやっていくようになるんじゃないかと思っているんです。だから、「そんな時代を早く到来させる」というのが、ボクの事業の目的ですね。ただそうなると労働以外で生きていくための手段が必要ですから、たとえばベーシックインカムとか、教育や住宅、食べ物などの無償提供を行う組織や人が出てくるように思います。