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トレジャリーマネジメント入門

グローバル資金管理業務の改革の進める「3つのポイント」と「2つのトレンド」

第4回(最終回)

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10年進んでいる欧米のグローバル資金管理関連のシステム面、業務面のトレンドとは?

 これからは、日本より10年は進んでいる欧米の最先端のトレンドを、システム面および業務面に分けてご紹介します。

 システム面のトレンドとしては、様々な関連取引に対してのオンライン化の広がりがあげられます。銀行の残高情報の取得と支払指示のオンライン化はもちろんのこと、グローバル資金管理業務に密接に関係してくる為替のディーリングの情報についても、Fxall360TおよびCurrenex等のトレーディングシステムとオンラインで連携して、転記をすることなくデータ連携し、コンファメーションまでの一連の手順がオンラインで実施できるようになります。さらには、為替レートなどの市場情報データについても、Bloomberg等の情報提供機関からの自動連携でシームレスな環境となっています。加えて、Letter of Credit(信用状)についてもオンラインで情報のやり取りが可能になっており、各種情報が一元的にグローバル資金管理システムに統合されています。

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この記事の著者

深山 秀一(フカヤマ シュウイチ)

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