「デザイン側の貢献不足」と「事業側の理解不足」の“ニワトリタマゴ”
本連載は、「経営層や事業部といった企業のステークホルダー」と「デザイナーやデザイン組織のトップ」という二つのオーディエンスに届けたいと思っている。それはなぜか?
日本企業の「デザイナーやデザイン組織の活用」は、欧州に比べると十分でない。理由は、「デザイン側がしっかりと自身の事業価値を経営層や事業部に見せられてない」ことと「事業側がデザイナーのスキルや資質を正しく認識できていない」という二つがあり、それらはいわゆる“ニワトリタマゴ”状態だからだ。