「直線的にイノベーションは生み出そうとすること」と「ワークとライフを分離すること」への違和感
武井:
うちの会社では、例えば肩書きや等級制度というものを無くすことや、仕事や階層の壁をなくすために、給与制度や人事制度というところを根底から見直しているんです。組織の中と外の壁も無くそうとしていて、自社のオフィスを解放したり、働いている人も正規雇用だったりフリーランスだったり業務委託だったり。週3の人もいれば週5もいればという感じで、色々です。外と中をできる限りあやふやにした方が、まさにセレンディピティ、偶発性がある。偶発性からしか、イノベーションって生まれないじゃないですか。イノベーションって結果であって、「イノベーションを生み出そう」と言っている時点で、もうそれイケてないですよね。
中村:
確かに、直線でイノベーションを作ろうとしていますよね。