サイエンスの「従者」になるのでなく「使用者」になる──逆転した主従を立て直すための“守破離”
山口:
サイエンスもこちらが使う側であれば良いんです。自分がサイエンスという枠組みの中に絡め取られたら、主従が逆転してしまいますよね。
人事制度もそうです。多くの会社ではめんどくさいイベントのひとつになってしまっている。僕は以前から「目標管理制度なんて茶番だから止めろ」と言っているんですけど、年に2回の評価を「とりあえず、やらなきゃいけないから」と言ってやっているわけですよね。これこそ「なんでこうなっちゃうの?」ですよ。主従関係が崩れてしまっていることから、色々と大きな問題が出てきているのかな、という気がします。