パーセプションフローを理解することで、カスタマージャーニーをもっと有効に活用する
ライオン株式会社オーラルケア事業部で口臭ケアシリーズのNONIOなどのブランドマネジャーを務める柳田洋顕氏も参加者の一人。パーセプションフローの理解を深めるべく、参加したと話す
「パーセプションフローと同様にカスタマージャーニーマップも顧客の行動とメディアでの発信情報をまとめてはいますが、マップどおりの理想的な流れにはなかなかならないので、カスタマージャーニーには課題があると感じていました。事前に書籍やWEBの記事などで学んでパーセプションフローについて理解はしていましたが、実際に考案者の方の話を聞き、実際に作ってみることで、どんな情報を追加すればカスタマージャーニーをもっと生かすことができるかがわかったように思います。パーセプションフローの根底にある考え方が大事なのであって、形は何でもいいはずですからね」と、パーセプションフローを理解することで、カスタマージャーニーマップの活用が、より上手くいくことに合点がいった様子だ。
「また、カスタマージャーニーマップでもそうですが、伝えたい気持ちがあるために、消費者のパーセプションに消費者の機能面や売り出したいポイントを入れたくなります。しかし、消費者の言葉で書くことで消費者の認識のレベル感を合わせられるなと感じました。パーセプションフローを作ることで、ブランドの大義、人格をきっちりと意識して一貫性のある施策が行えるとわかったので、そういった内容も今後の業務に活かしていきたいですね」と柳田さんは展望を語った。
参加者がブランド定義やパーセプションフローを深く理解し、今後の業務に生かせるという認識を持った講座だった。