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サイレントマジョリティの声で加速する「マーケティング」と「ものづくり」の民主化、発見力の鍛え方とは?

【対談ゲスト】株式会社Blabo 代表取締役CEO坂田直樹氏:後編

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 FICCの代表取締役・荻野英希氏をホストに、マーケティングとイノベーションから市場創造を考えていく本連載。Blaboの代表取締役CEO坂田直樹氏をゲストに迎えた対談の、後半をお届けする。
 生活者を集めたオンラインコミュニティからアイデアを募り、企業の商品開発へ繋げるプラットフォームBlabo!。前編では、Blabo!が支援したヒット商品の誕生ストーリーが語られた。売れる理由は、生活者と直接語ることでズレのないインサイトを発見し、生活者の課題を解決する商品であるから。では、なぜ既存の調査やグループインタビューからは、生活者のインサイトが見いだせないのだろうか。

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顧客は「企業の大義」や「事業への本気度」を感じ取る──マーケターは自社の課題を認識しているか?

荻野英希氏(FICC代表取締役・以下、敬称略):これまで150以上の商品開発を行ってきたBlabo!は、その数だけ生活者のインサイトを発見してきました。一方で、うまくいかなかったケースもありますか?

坂田直樹氏(Blabo代表取締役CEO・以下、敬称略):たくさんありますよ。傾向として同じような課題だとしても、企業の熱意が感じられず、本当に企画を実現したいという気持ちが弱いと、ユーザーからの反応に深みがなく、意見の量も少ないですね。企業は「なぜそれを行うのか?」という原点に向き合い、課題を理解していることが必要です。

荻野:企業が課題をつかめていないと坂田さんたちも動けないし、Blabo!ユーザーに対しても明確なブリーフィングができない。結果、企画が失敗してしまう。

Blabo!が商品という「物」を扱うのに対し、私の仕事はブランドやその「意味」の設計を専門としています。ブランドは、機能と情緒・ベネフィットで構成され、さらにその上に、大義のような社会に貢献できる企業の目的が存在している。ユーザーは商品を通して、「企業が自分たちにとって何を解決してくれるのか、真剣であるか?」も感じ取っているんですね。

坂田:Blabo!は企業と生活者が直接対話をして、結ばれるプラットフォームです。いわば僕らは、ファシリテーターにすぎません。インサイトを発見するため、明確に自分たちの課題を捉えブリーフィングを行うスキルは、企業のマーケターにとても必要です。

タイトル坂田 直樹氏(株式会社Blabo 代表取締役 CEO)
ユニリーバ・ジャパンのマーケティング部門にてブランド戦略立案、新商品開発に従事。 2011年に株式会社Blaboを創業。生活者インサイトを発見する日本最大の共創プラットフォームBlabo!を運営。 Blabo!では2万3千人を超える生活者がプランナーとして活躍しており、コカ・コーラやキリンビール、森永乳業、ハウス食品、ローソンなどのメーカーや小売りが延べ200社以上採用している。2015年度グッドデザイン賞など受賞歴多数。「クローズアップ現代」(NHK)、「ニュースJAPAN」(フジテレビ)などメディア出演も多い。東洋経済オンラインでの連載『ズレない思考で、ヒットを作れ』や著書に『問題解決ドリル―――世界一シンプルな思考トレーニング』(ダイヤモンド社)などがある

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ユーザー不在の会議室では、生活者のインサイトを見つけることは不可能

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