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働き方改革のための「RPA」

「5つのポイント」で理解する、RPAの威力を最大化するための導入のコツとは?

働き方改革のための「RPA」第2回

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業務部門とIT部門がタッグを組め──IT部門を巻き込むタイミングは構想段階から(ポイント3)

 RPA導入は、ツール導入ではなく、業務改革が目的である。そのため、業務部門の関わりがカギとなる。従来のシステム開発は、業務部門とシステム部門の役割が線引きされており、業務部門が先に要件を固めてドキュメント化し、その内容を受けてシステム部門が後の開発を進めていく手順を踏む。一方で、RPAの良さは、短期間で開発ができ、さらに変更要件にも柔軟に対応しすぐに反映させることができる点である。現場の業務部門のリードで導入検討し、要件に合わせて先にロボットを作って触ってみた後で、ドキュメントを作成するというアジャイル型の方がその良さをより享受できる。

 もっとも、ロボットが動くサーバー環境の構築や、社内ネットワークへのセキュリティ上の問題、またロボットが使用するID/PW権限の考え方の整理等、システム運用方法についてはIT部門との連携が必要であり、業務部門とIT部門が役割分担をしながら、両部門が両輪となってRPAの導入を推進していくことが重要である。

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この記事の著者

安部 慶喜(アベ ヨシノブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

安藤 奈美子(アンドウ ナミコ)

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