大企業が新規事業を起こしていくためのポートフォリオ──「尖ったアイデア」も「堅実なヨコ展開」も、そのままでは“消えてなくなる”
新規事業開発とは、自社の将来をつくるための投資です。投資ですから、現在の自社と将来の自社を考えて、そのためにバランスのとれたポートフォリオを組み続けていくことが重要です。
事業というものを「価値の提供(顧客のジョブを解決する)」と「価値を生み出すための能力の保有(人材や技術、業務プロセス、組織文化)」の2つの観点で考えると、新規事業開発とは、新たな価値を提供することと、その価値を生み出す能力を拡充していくことと言えます。