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INNOSIGHT流イノベーションの興し方

JOBSメソッドで“顧客の用事”を片付ける

第2回

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「JOBSメソッド」を身につけよう!

 ビジネスの世界にいると、つい自分たちの商品を中心に見てしまいます。どのような「付加価値」を付ければ良いのか、「市場」はどこにあるのか、という問いはビジネスの提供側の論理です。最近は、こうした提供側の論理では新たな価値が生まれないことに気づいている企業は増えており、エスノグラフィーやデザイン思考など、ユーザーセントリックな各手法に注目が集まっています。しかし、ビジネスの世界に住む私たちにとって、ユーザー側のジョブからスタートし、そのジョブをよりよくこなすためのニーズを発見する逆の道筋は案外難しいものです。

 JOBSメソッドとは、顧客の主観的なニーズを発見し、説明可能にする一連のプロセスですが、「やり易く」「説明しやすく」なったからと言って、誰にでも簡単になったという訳ではありません。たとえば、「違和感」は漫然とユーザーを見ていては見つかりにくいものです。確かに、「障害」を見つける、「代替解決法」を見つけるといったフレームワークはあります。しかし、そのフレームの内側にあるリアルなニーズを見つけるには、ユーザーを見つめる眼力と、ユーザー目線になりきる覚悟が求められます。頭で理解することにとどめず、ぜひ実践してみてください。

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この記事の著者

津田 真吾(ツダ シンゴ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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