データ分析を収益化する「数字の3つの技術」
セールス・アナリティクスの「仕組み」は非常にシンプルです。
2つの仕組みで構成されます。「数字(データ)を生み出す仕組み」と「数字(データ)を活かす仕組み」です。ここでいう「数字(データ)」とは、指標や分析結果などです。
「数字(データ)を生み出す仕組み」とは、集めたデータで「見える化」する仕組みです。前回は、そのための「データの3つの技術」と、そこで生み出される以下の3つの「数字(データ)で表現されたインテリジェンス」について説明しました。
- 多様な軸で計算された指標
- 指標と要因の関係性
- 指標の予測値
しかし、インテリジェンスを生み出し、見える化しただけではビジネス成果を得ることはできません。単に、面白いデータ分析の結果が見えただけです。ビジネス成果までつなげるには、「数字(データ)を活かす仕組み」が必要になります。
「数字(データ)を活かす仕組み」とは、「数字(データ)を生み出す仕組み」で見える化された数字(データ)をもとに考え、伝え、組織を動かす仕組みです。そのための「数字の3つの技術」があります。
- 数字で「考える」技術
- 数字で「伝える」技術
- 数字で「動かす」技術
セールス・アナリティクスなどの「人を軸としたデータ分析活用」が上手くいっていない多くのケースでは、「数字(データ)を活かす仕組み」がスッポリ抜け落ちています。数字で考え伝え動かすといった「数字の3つの技術」のスキル不足が、大きな壁として立ちはだかっているのです。
では、そのための技術である「数字で考え伝え動かすといった『数字の3つの技術』」とは何か、について説明いたします。