IS先進企業の運用実態(3) SansanのIS組織と定性情報を取り入れたデータ活用
一方井:データ構成などは皆さんと似ているので、かぶらない部分だけご紹介したいと思います。まず組織ですが、当社のフロント部門には150人ほどが所属しています。うちISを含むSD(セールスデベロップメント)部門は30人くらいをSDR(中小企業向け)とADR(大企業向け)として事業規模で分けていたり、RDR(地域別)や企画別で分けていたりで、リードのスコアリングや割り振りなどを見ています。もともとISは営業部に入っていましたが、2016年にSD部門を独立させてその中にISを配置しました。モチベーションを考えたとき、どうしても営業部門にいるとISは「売れない人」というレッテルを貼られがちで、存在意義も不明確になる。そこで役割を明確化して、ISが担うべき責任や業務をクリアにしました。