数千万を“筋肉質に”使える奥村氏の資質
畠山:新規事業を行う場合、「ビジネス」だけでなく、「商売」がちゃんとできる人と仕事をするとうまくいくなと感じるんですよ。個人的な定義ですが、「ビジネス」というのはミッション、ビジョンを立てて行うような“きれいな”部分で、「商売」というのは10円で買ったものを20円で売るような“泥臭い”部分です。
新卒2、3年目に数千万円を任されたら、無限にお金があると思ってしまいそうですよね。使い慣れない金額を任されると、肌感覚ではわからないですからね。でも、奥村さんはそこをうまくコントロールできた。成功する経営者は学生時代に起業経験があることも多いですが、奥村さんも学生時代にいろいろな経験をされていますね。