3社は、2020年7月に「LPガス需要予測に基づく料金体系シミュレーター構築の実証実験」を目的にプロジェクトを開始。HL東北の全事業所のガス使用実績データとオープンデータ(多岐にわたる気象実測データ)、Adansonsのデータ処理技術を基礎として、予測モデル作成。このモデルに基づき使用量予測アルゴリズムを構築し、精度の検証をMAKOTOキャピタルの伴走支援のもと実施した。
MAKOTOキャピタルは実証実験の中で、需要予測との目的の設定、料金体系シミュレーター構築の実証実験目的の設定と共同開発プロセスの設計、アルゴリズムの技術面・ビジネス面双方の特徴を把握した上でのミーティングファシリテーションなど、多岐にわたって支援を実施。
その結果、アルゴリズムによりHL東北全ての事業所において従来を大きく上回る予測精度を達成、予測誤差を大幅に改善することで3%程度の使用量予測精度向上を実現したという。
MAKOTOキャピタルは、HL東北が行う東北地方在住者への提供サービスの品質向上・省エネ推奨の仕組みづくりに対して、両社のパートナーシップを元に伴走支援するとしている。