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Biz/Zineセミナーレポート

『ナラティブカンパニー』著者の本田氏とSUNDRED留目氏が語る、共創の時代に不可欠な“ナラティブ”

後編

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エコシステム形成のアプローチとしてのナラティブ

留目:SUNDREDは、「実現すべき未来」のためには個社を超えたエコシステムが必要ということで、新産業共創を掲げています。これは、かつて私がレノボ・ジャパンの代表を務めていた際、タブレットやVR/ARといった新規事業に取り組んでいくうちに、様々な企業や人と連携してエコシステムを創らないと商品が売れない時代になったと痛感したことがきっかけになっています。そこでSUNDREDで新産業共創プロセスを開発し、エコシステムの共創プロジェクトを推進することにしたのですが、まさにこの活動はナラティブ作りの挑戦であるとも言えます。

本田:“エコシステム”はある意味で罪作りな言葉ですよね。「エコシステムを創る」と言うと響きよく聞こえますが、これはとても難しいことです。エコシステムとは結果的にできるものであり、そこにナラティブが存在するはずです。エコシステム、オープンイノベーションと号令をかけるのは簡単ですが、いずれも多くの人間が介在するものなので、どのようにすれば結果的にエコシステムができあがるのかを認識する必要があります。私はそのアプローチの1つがナラティブ、そしてナラティブスクリプトを作ることだと考えています。

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梶川 元貴(Biz/Zine編集部)(カジカワ ゲンキ)

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