メガトレンドを存在意義で意味付けし、組織能力で適応する
日置:メガトレンドについて、会社全体でここまでの取り組みをされているところは稀有だと思います。日本でも、2010年前後からメガトレンドという言葉を再び[1]目にすることが増えましたが、それをどう活かしているのか、疑問符が付くところが結構ありました。例えば、ホームページには綺麗に描かれているものの、自社の方向性や戦略との繋がりは曖昧だったり、社内の一部の取り組みにとどまったり、その存在が知られていなかったり。そういった先行者の経験もあり、メガトレンドについての学びも深まってきています。御社はとても良いタイミングでメガトレンドを検討され、実効性のあるものになったという面もありそうです。
谷村:そうですね。AGPができてグローバルに舵を切ることで、先を見据えることの必然性が自然に納得できたという点でも、絶妙なタイミングでした。