新規事業創出と産業構造の変化に備える「5つの重点戦略」
──VISION2030の達成に向けた10年間の長期経営計画では、新たな事業領域への挑戦に向けた目標や戦略が記されています。これらによって、東急建設はどのような方向性を示しているとお考えでしょうか? 注目すべき項目などもあわせて教えてください。
西田:まず、我々は「0へ挑み、0から挑み、環境と感動を 未来へ建て続ける。」というビジョンを今回定めています。新規事業への挑戦ももちろん意識していますが、加えて注目すべき箇所として、「3つの提供価値」にも示されているように、“環境”に関する目標を具体的に設定している点があります。全方位的な取り組みが多いゼネコン業界において環境に特化した方向性を示したことは、弊社としても画期的だと感じています。