コーポレートは「ICU(Internal Care Unit)」であれ
日置氏は、先に挙げた5つの取り組みを進めていくためにコーポレートが持つべき2つのマインドも提示した。
ひとつは「“勝ち”にこだわる」。概してこの意識は、日本企業において弱い傾向がある。最近は社会課題の解決に向かっていこうと意気込む会社も出てきているが、その際にも“勝ち”にこだわるかどうかで本気度が変わってくるのではないか。変化は手段でしかない。「社会に貢献“し続ける”」という目的ために、「勝つ」というスタンスを持つことが、本対談のテーマでもある変革への“自発性”につながっていくのではないか、というのが日置氏の考えだ。