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企業成長の鍵となる“共感範囲”のダンバー数──利他がネットワークの求心力となる理由とは?

【山極壽一氏×入山章栄氏×佐宗邦威氏 】特別鼎談・後編

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プロセスエコノミーはモノの使用価値を媒介にした社交

山極 壽一
人類学者、霊長類学者/総合地球環境学研究所 所長 山極 壽一氏

佐宗:今後バラバラになった個人がつながるためには、何が重要だと考えますか。

山極:シェアリングエコノミーが鍵になると思います。ハウスシェア、カーシェアなど、自分が買ったものを自分の手元に置きつづける時代は終わり、物をシェアするようになっていますよね。いろんな物を交換したり、フリマやオークションで売ったりと、すでにインターネットはシェアの舞台になっています。人々は物を介してつながっていくわけです。バーチャルの世界でなくても、古着市や洋服の交換会などがありますよね。昔は物々交換をしていたのですから、物を通じた交流というのは原初的なものですよね。

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フェリックス清香(フェリックスサヤカ)

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