経営者による変革の武器となる、相手との接点をつくる物語
宇田川:トップの人から「もっと自由に遊んでいいよ」と言われて、それが大事だと分かってはいても、実際の行動に結びつかないという段階もありますよね。
木村:そうですね。この間、九州のホームセンターのグッデイという会社の社長さんと情報交換しました。その方が三代目として会社に戻ってきたとき、資料は全部手書き、販促物はすべて紙のチラシ、という状態でデジタル化が全くされていなかったそうです。60ほどの店舗があるので、店長会議はすごく分厚い資料の束を積み上げてやっていたんですね。まずそこから変えようとしたら、「今までこれでやってきたのに、なんで変えなきゃいけないんだ」という抵抗にあうわけです。